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和田義彦氏は鎌倉武士・和田義盛一族の末裔である。和田氏の嫡流の男子は、その名前に義の一字を入れると仄聞した。氏が拙作の愛読者であったことから知り合い、私の方が、重厚で香り高い和田作品の絵画宇宙の虜となってしまった。このたび、和田氏が栄えある安田火災東郷青児美術館大賞を受賞したときの記念撮影である。

前列左より安田火災美術財団理事長・後藤康男氏、美術評論家・嘉門安雄氏、
中央・和田義彦画伯、美術評論家・三木多聞氏、
後列左より財団常務理事・石井敏彦氏、衆議院議長・綿貫民輔氏、
財団評議員・東郷志馬氏、美術評論家・米倉守氏。

 

佐賀県知事・井本勇氏。

佐賀の嬉野温泉で開かれた「笹沢左保350冊記念」の宴に招かれた。笹沢氏の隣に見知らぬおじさんが座っていた。腰の低い謙虚な人で、親しみやすい雰囲気であった。間もなく開演となり、司会者から佐賀県知事と紹介されて、そのおじさんが挨拶に立った。その人が井本勇知事であった。
知事というと、雲の上に祭り上げられてそっくり返り、部下をこっぱ役人と見下す倣岸不遜な人物(事実、そのような知事も少なくない)をイメージしていた私は、街の居酒屋で隣り合わせて飲んでいる間に意気投合しそうな気さくな井本知事に驚いた。

それ以後、佐賀へ行く機会が増えた。東京でも年一度開かれる佐賀県物産展に招かれ、山のように土産をもらう。両手に抱えきれないほどの土産をもらって帰りかけると、知事がこれも持って行け、あれも持って行けと次々に持たしてくれて、ついには身動きできなくなってしまいそうになる。
だが、私の作品に佐賀県が数多く登場するのは、土産のせいだけではない。事実、佐賀が知事と共に好きになってしまったのである。その後、笹沢氏は東京へ帰って来たが、氏が提唱した佐賀文学賞は有力な新人作家を輩出している。

 

佐賀県主催、佐賀を舞台にした笹沢左保氏、夏樹静子氏3人小説集「1年目のKISS」披露パーティ。
中央佐賀県知事・井本勇氏、右端相知町町長・大草秀幸氏。

大草秀幸氏は、佐賀新聞記者を経て、佐賀県の相知(おうち)町町長へ転身した。笹沢左保氏の発起で始まった佐賀文学賞担当者として知り合った。豪快な九州男児で、ヒマラヤ遠征もしたアルピニストでもある。相知町町長選立候補に際して、同氏から相談を受けた私は、「人生は一度限り、後に悔いの残らぬようになさったらいいでしょう。」と進言した。同氏の応援に私は相知町へ行き、「屋根のない博物館」と呼ばれるその町の魅力に取り憑かれた。

   
Photo


熱海郵便局において1日郵便局長を務める。
前列左から3人目熱海市長・川口市雄氏。
 
日本・モンゴル民族博物館にて。
右より川見正章氏、但東町町長・奥田清喜氏、左端・館長・金津匡伸氏。撮影・川嶋実氏
 

 
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