辞世の短歌
2005年3月28日午前6時21分、宮田美乃里氏は永眠されました。
享年34歳でした。 ご冥福をお祈りいたします。
 
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君は云うなぜ神様はこんなにも
     いじわるなのか我れ末期癌
           平成十七年三月五日

フリージア死の床にある我れのため
     母が贈ってくれし花なり
           平成十七年三月六日

三ヶ月余命宣告されし日の
     わが枕許に赤いチューリップ
          平成十七年三月十二日

むらさきにあじさいひっそり咲く朝に
     わたしはそっと逝きたいのです
          平成十七年三月十四日

ひまわりの咲く季節までわたしの意識
     あるでしょうか誰か教えて
          平成十七年三月十六日

散る前に最期の桜見たいのよ
     癌病棟の薄日の中で
         平成十七年三月二十二日

雨の日はばらのつぼみがにあいます
     若く死にゆくわたしのようで
         平成十七年三月二十二日

病院のベッドはつらいことばかり
     癌の花びらはやく散ってよ
         平成十七年三月二十二日

ママと聴くクラシックは切なくて
     ママはあまりに美しすぎて
         平成十七年三月二十三日

病床であなたと聴くは月光ソナタ
     こゝにいるから泣いたりしないで
         平成十七年三月二十三日

お見舞にもらった桜生きている
     うちに見られてうれしかったの
         平成十七年三月二十七日

              宮田 美乃里

   
 

 
*作者都合により番号に欠損があります。
(C)Minori Miyata

 
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