2003年3月刊の『きらめ煌く余生』(講談社刊)以後のエッセイ集。 書かなくなった、あるいは書けなくなった作家を、前作家、元作家とは呼ばない。作家は書くことをやめた瞬間から、本質的に作家ではなくなる。作家でありつづけるための条件とは、なにか。 本書の表題を中心に、文芸論、交友録、美術論、史観、政治論、思想、旅、趣味、嗜好等、多事のテーマにわたって、新聞、各種雑誌、インタビュー、ミニコミ、機関誌等に発表した文章を集めた。筆者の関心の変遷や、拡大と共に、なぜ書きつづけるかという問いを自らに発した文章を中心に集めた。