あまりに以前に出会って、たがいの記憶がずれていることがある。集英社の龍円正憲氏と出会ったのは、私が1作目『サラリーマン悪徳セミナー』を書いた前後の三十数年前である。出会った時と場所について、2人の記憶が一致していない。だが、その当時、「いずれ書き下ろしを書いてください」「書きましょう」と約束し合ってから長い年月が経過して、ようやく実ったのがこの作品である。
人間の約束の中で、最も当てにならないものが@男と女の約束であり、次にA作家と編集者の約束であるという。だが、@の関係は歴史をつくり、Aの関係は文化をつくる。ともかく30年以上経過はしたが、私は約束を果たした。
この作品に新宿署、牛尾刑事が初登場する。

集英社
1987.1
集英社文庫
1990.3
角川文庫
1994.3
*集英社
1997.8
中国語版
2000.10
徳間書店
2005.6
   
   
ワンツーマガジン社
2007.6
   

 
 
 
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